可愛くなりたい



洸の言うアレが分からなくて
僕は首を傾げた。


思い出せない僕に
洸は大袈裟な溜め息をつく。



「はぁ…。
中間は勝負して
負けた方が言うこと
聞くんだろ?」



…………あ!!!

たしかに
そんな約束したような…ι



「待って待って!
僕、忘れてたから――――」



「今さら無効にならねーよ」



僕が言い訳しようとしたら
洸によって
それは阻まれた。



ちくしょーっ(泣)!

なんで
こんなくだらない事だけは
覚えてんだよ(怒)





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