天然男子
俺、佐野龍亀
サノ リュウキ
「おーい!
りゅうー」
「あ?」
俺は誰かに呼ばれて振り向いた…
「いた!
かめー!?」
「はぁ!?」
また呼ばれた…
そして
俺の体は、サンドイッチ‥
「きしょい‥
離れろ。暑苦しい。」
思った事全部を口にしてみた。
「んだょー
俺様、佐藤圭介様の事をそんな風に言っていいとおもってんのか?」
「佐藤…」
少し俺は笑って見せて………
バコッ――
佐藤を殴ってやった‥
「すいません。
でしゃばりました。」
棒読みで佐藤が俺に謝った。
「おぅ♪」
佐藤の腕がやっと俺の体を解放し、肩が軽くなった‥
あとは、もう片方の…
「…………
お前…Mか?」
もう片方の奴は
ニヤニヤしていた。
今の俺と佐藤のやり取りを見ていたら普通は……
*竜亀の想像です*
『ごめん!
もう、お前の肩に腕置こうなんて考えねーから!』
*以上竜亀の想像*
とか焦って俺に言うよな?
だか…コイツは
笑顔‥いゃ‥‥ニヤニヤ…
普通に気持ち悪い。
どー考えてもコイツは俺に殴られたいみたいにしか思えない…
ガンッ――
そう
思った俺はさっきより強く、思いっきり殴ってやった。