霊感少女はお姫様!?
「どうした?なにかあったのか?」
優しく、仁は抱きしめてくれる。
「ううん。なんでもない・・・でも今だけこうしてたい。だめ?」
私はそう言って仁の顔を見上げた。
「・・・っ///い・・・いいよっ!」
仁は優しいから、私の頼みごとならなんでも聞いてくれる。
だから、私は甘えてしまうの。
それから5分後くらい・・・
私は仁から離れた。
「落ち着いたっ。ありがとね?仁っ。」
とびきりの笑顔でお礼を言う。
「お、おう!ってか、入学式遅れる。行こうか?」
なぜか、顔を赤くしながら聞く仁が不思議だったけど
暑いのだろうと思うコトにした。
そして、私たちは学校へと繋がる
桜並木道を歩いた。
墓地から5分くらいで着くこの高校・・・
私は、校門の前ですでに
仁と登校してきたコトを後悔した。