恋水



「用事はないけど・・・。


 逆方向なのに悪いよ!」


「大丈夫だし。


 決まりな!」


「あおちゃん、岬だからいーじゃん!


 逆方向でもどこでもさ!!」


「え、うん。


 心南が言うならいっか!」


あおちゃんは笑ってOKの返事を出した。


私は心の中でガッツポーズをした。


恋のキューピッド役をやるのは大好きだ。


それに、岬は3年間片想いしてるから。


うまくいってほしいんだ。



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