恋水
あおちゃんと私と岬は同じクラス。
これは、3年ぶり。
岬と私の席は、前後ろで近いけど。
あおちゃんと私の席は、廊下側と窓側で、
とっても遠い。
私はやる事がなくて、ボーっとしてた。
あおちゃんは日直で職員室行っちゃったしな。
「・・・い!おい!心南!!」
「うわぁっ!えっ、何?!」
岬に急に呼ばれて、
自分の世界に入り込んでいた私は、
変な声を出してしまった。
「ボケっとしてんなよ。
てゆか、今日の用事って何?」
「え?・・・あー、CDの発売日なの!」