添い寝執事


何故、人は笑うのだろう。

何故、人は言葉を話すのだろう。

何故、人泣くのだろう。



何故………

人は勉強をしなければいけないのだろう。



この世は、分からないことだらけ。

あたしには理解できないことばかり。


あぁ、人間って本当に面倒。

死にたくなる。



「瑠夏、あたしを殺して」


「またそれでございますか? …無駄口叩いてないで、この問題を解いてください」



呆れたように顔をしかめるのは、あたしの執事。

頭の出来が無駄にいいらしく…
勉強に関してはかなり五月蝿い。

スパルタの度を越えてる気がする。



「そんなものやるくらいなら、死んだほうがマシだわ。早く殺して」



勉強なんて、憂鬱。

今すぐ死んでしましたい。


それか、瑠夏を殺してしまいたい。






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