添い寝執事
「もう嫌、殺して」
頭を抱え込みながら、机に突っ伏する。
昨日のことが嘘みたいに……
最悪な朝の勉強。
「朝から頭を働かせれば、一日スッキリ過ごせますよ」
フレームをまた、くいっと上に上げて…
何故か勝ち誇ったようにあたしをみる瑠夏。
なんだかムカつく…
「あぁ、今すぐ死ねたら幸せなのに」
「また何を仰いますか」
……アンタみたいなエリート執事に、
あたしの気持ちが分かるものか!!
そう心の中で呟いて、仕方なくノートに視線を移す。
「さ、もう一度教えて頂戴」