俺と彼女と、ご主人様。【BL】
「そうだな!いっつもアンナアンナって、
本当にコイツしか見えてないのかよ!
一緒に帰ってこなくて悪かったな!
今度祖父さん家行く時も、
コイツ置いてくからな!
感謝しろよ!よかったな!」
口調だけは明らかに不機嫌で、
怒鳴ってはいるけれど、
俺にとっては嬉しい事を言っている。
「ありがとうございます!」
「……っ……っとに、もー……
もしかしたら全員で
向こうに行くかもしれないんで、
そしたら世話、頼めますか?」
「喜んで!任せてください!」
嬉々として答えると、
彼はまたため息を吐いて言った。
「……よろしくお願いしますよ」
楽しみだ!