superでspecialな私のカレシ
「俺の事、知らねぇの?」



「知りません!!誰ですか?」





「フッ‥気にいらねぇな」




はぁぁぁ??????



「気に入られなくて結構。あなた誰?名前ぐらい名乗りなさ………」




近づいてきた唇が




私の唇と重なった。





「……っん」





なに!?



ちょっコレって……



キス?!!!




「んっ………」




もがいてやっと彼から離れることができた。





「あ、アンタ誰?!


私のファーストキス、返してよっ!!!!!」




大事な人にと思って取っておいたのにぃぃ――!!




「無理だな。

もうシちまったし」




「もぉ最悪!!返してよ!私のファーストキス!!!!」




ドンドンと彼の胸をたたいたけれど、手首を掴まれ、壁に押しつけられた。




「いっ…………」





そんなに掴んだら血が止まっちゃうじゃないの!!




「黙れば?うるせぇし」




「っぃたいから離してよっ!!!!」




なにコイツ!!最低じゃない!



か弱い女の子にこんな扱いするなんて!!









< 10 / 49 >

この作品をシェア

pagetop