貸し恋彼氏〜カシコイカレシ〜
あたし…初彼氏がこんな悪魔で良いのだろうか?
あたし…契約の上での彼女だけれど…いつか本当に殺されてしまう…。
「だから、皆は暖かく見守って。」
笑顔で言う六穏時に、皆は目がハートになっている。
あたしには、殺人鬼にしか見えない…。
「夏那、今日は放課後一緒に帰れるね。」
はぁ!?
一緒に帰る!?
あんた何言ってんの!?
「あの…「やっとだな。もう我慢なんてしなくて良いんだからな?」
優しく言う六穏時。
だが…目が笑っていない。
あたしは逆らう事なんてできなくて「うん」と言うしかなかった。