貸し恋彼氏〜カシコイカレシ〜



あたしはいつも目覚まし時計より早く起きる体質だ。

だけど…


「今日は起きれなかった…。」


気付くといつも起きる時間の30分後に針がある。



……学校…行く気にもならない…。


あの悪魔がいる限り…あたしは歯車が狂いまくるに違いない…。



でも、学校には行かないと…。


あたしは重い体を起こしてベッドから降りた。


そして、軽い朝食を食べ終えてから急いで身支度をした。


な、なんとか間に合ったみたい…。



「行ってきます。」



ドアを開けた瞬間…



不意にドアを閉めてしまった。



最悪だ…。


ドアに魔界の人物がいる…。


なんで…。


ピンポーン


インターホンの音が家中に広がった。


訪ね主は絶対に

六穏次 江緑に違いない。


< 42 / 70 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop