闇の中にLight
日に日に冷めていく。
それがあたし。
学校についてもいちお一緒にいる子はいるけど、
でも、1人になりたい。そう思うことが多かった。
「奏(カナデ)!!お昼食べに行こう!!」
美耶(ミヤ)に言われて学食へと足を運んだ。
「混んでるね・・・」
「大丈夫!!もう席はとってあるんだ!!」
そう言った美耶はあたしの手を引いて奥のほうへと進んでいった。
「美耶!!こっちこっち!!」
あたしたちのほうに手招きしている。
美耶の彼氏。翔太(ショウタ)。
その隣にいるのは誰だろ?
見たことはあるんだけど・・・
名前が思い出せない。
「奏!!今日は翔太たちと食べよう!!」
「うん。いいけど、あの人誰?」
「あっ・・・やっぱり・・・そういうと思ったよ。同じクラスなのに・・・」
ゴメンナサイ。そう言おうとしたときに
「俺は今井瑠依(イマイルイ)。お前の斜め前の席なんだけど?」
「ゴメン。あたし周り見ないから。1人の世界はいること多いし・・・。」
ふ~ん。って・・・
まぁいいじゃん。
あたしは闇の中にいるから。