Angel
ホスト
家に着くともうお昼だった

久しぶりに酔っ払った私は
深い眠りについた


(お腹すいた…)
目が覚めて
時計を見ると19時

コンビニに行って水とヨーグルトを買った


家に帰ると
ちょうどテーブルの上のケータイが鳴っていた


着信【リョウ】

昨日会った黒髪のホスト

彼は何故あんな風に笑うんだろう

そう考えながら電話に出た

『もしもし綾ちゃん?今大丈夫?』

『あー、はい。さっき起きたんで』

『俺も今起きたんだ、なー腹減ってない?ご飯行こう』

(は?さっそく営業かー。そーいえばさやかに色々注意されたっけ)

『仕事は?』

『今日は休みだし。なんか綾ちゃんに会いたくてさ』

(やっぱホストは上手いなー、ご飯ぐらいいっか。)

『パスタがいいなー』

『了解、家まで迎え行くから』


この日は星が綺麗な夜だった
綺麗過ぎて寂しくなる位に

リョウも
そうだったのかな
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