Dear.
ドSのバカから離れようと
肩に乗っかっている手を
退かそうと力を入れるけど
男の力に敵うわけもなく・・・
「 バカ龍弥・・・ 」
気持ちを言葉にするしかなかった。
「 あ 」
それからすぐ、どこかをみて
何かに気付いた龍弥は
意地悪い笑みを浮かべながら
あたしを黙ってみてて、
グイッ
「 ちょっ・・何?! 」
肩の次は、腰を引き寄せられて
待合室のど真ん中で、・・・
チュッ
リップ音が響いた。