Dear.
「 うるせーな・・ 」
起こしてくれた人に対しての
態度ではないけど・・・
それは分かってるんだけど・・・
──────近いんだもん・・
「 結果、でたって 」
「 本当? 」
窓の外はもう薄暗くなっていて
あたしは一体どれくらい寝ていたのか
また驚いてしまった。
「 診察室、行くぞ 」
「 うんっ 」
当たり前のように差し出された手が
すごく嬉しくて、強く握ると
同じくらいの力で握り返された。