Dear.
「 妬いてんの? 」
「 何でそうなるの!? 」
似たような会話。
この半年の間で
聖弥はすっかり成長。
龍弥は幼くなった気がする。
「 構ってほしい? 」
ムスッとしたあたしの顔に
手を添えて キスをすると
聖弥の目の前だっていうのに
鎖骨にまでキスをしてきて
「 ばかっ 」
「 ばかじゃないだろ 」
「 ばか! 」
ぐいぐい押し返すけど
やっぱり龍弥の力には
敵わなくて、
「 ん~・・ 」
気付いたら、ご飯を食べきった
聖弥がうとうとしていて、
「 寝かしつけてからにするか 」
なんて言って 龍弥が聖弥を抱き上げて
ベッドに運んだ。
あたし達のベッドとは別の部屋に
聖弥のベッドはある。
心配だけど なんだかんだいって
聖弥は一緒なベッドで寝るから
”こういうとき”だけ専用。