ただ君だけを想う。
当日。


「あ!海音!」

「こっちこっち」


待ち合わせ場所に行くと、すでに茜と理央がいた。


「二人とも早いね!」


「そりゃぁ、気合い入るよ!買い物だもん!」


まぁ、確かに。

二人は買い物に目がないからね。


「それにしても……」


理央がそこで言葉を止めたと思ったら…


「「遅い!」」


理央と茜が声を揃えて言った。


いやいや…、

まだ待ち合わせ時間まで20分ぐらいあるから。


「ま、今日はとことん付き合って貰えるからいいけどね~♪」


「買いたい物いーっぱいあるのよねぇ♪」


ふ、二人とも怖い…。


そして男性陣のこれから起こることを想像すると…

可哀相だ………。



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