ただ君だけを想う。
こういう時、
やっぱり自分は愁ちゃんのことが好きなのだと確認させられる。


『つか、おっせーなー。』


少し気まずくなったこと、
やっぱり拓海くんが気づいてくれる。


「多分、もうそろそろかなー…」


日頃の付き合いで、
もうすぐ二人は満足気に入ったお店から出て来るだろうとそのお店に視線をやれば…


『お!出て来た!』


予想通り、一軒目にして結構な量の荷物をぶら下げて帰って来た。


「「たっだいま~!」」


最高に機嫌良さそうな二人。


「3人とも、絶対に溜め息とか、
遅いとか言うワードは禁止だからね!」


だから、男性陣3人には最初にお願いしておいた。


『想像つく。』

『そうだな…』

『俺は別に大丈夫だよ』


何となく男性陣もあの二人の性格はわかってきたらしい。


「おかえり、二人とも!」


帰って来た二人には、
私がいつも通りに会話をしておいた。


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