ただ君だけを想う。
「………はぁ」


ほんとは学校を休みたかったけど、
そうはいかない。


しかし今日は何もやる気が起きず。


髪の毛はストレートで、
メイクも最低限のことしかしていない。


なのに意外と好評だった(どうでも良い情報)。


机に突っ伏して窓から空をボーッと見上げていた。


「タイムスリップ出来たらいいのに」


今になって日曜日のことを激しく後悔している。


だって私が恐れていた、
愁ちゃんとの関係が、今度こそ危ういから。


「そんなの無理に決まってるでしょ」


そんな私を甘やかしてはくれないらしい、
親友の一言が胸に突き刺さる。


「茜が…酷い…、うう…」


泣き真似したって彼女には意味ないだろうに。


「そんなに悩んでるなら、私に話してみれば?」


彼女の言葉で、
日曜日のことを打ち明けた。


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