ただ君だけを想う。
―――――
―――
「私は、愁ちゃんのことが好き。」
そう私が伝えた後、愁ちゃんが真剣な顔を向けて私に言った言葉は、
『ごめん。俺も海音のことは好きだけど、やっぱりそういう好きじゃない…』
「そっか。うん、本音で答えてくれてありがとう。
」
『海音…、』
「大丈夫、もう諦めるから!愁ちゃんももうこのことは忘れて!ね!?」
私はこれ以上関係が悪くならないように、また愁ちゃんに笑顔でそう言った。
一年前と何も変わらない。
それでも私にはまた頑張るということは出来なかった。
そうして、私の片思いに幕が閉じたのだ。
―――――
―――
柏木くんに初めて詳しく話して、本当に愁ちゃんへの片思いが終わったんだと気付かされた。
一方、私の話を聞いた柏木くんは未だ声を発することはない。
もしかして私の泣きすぎた顔とか愁ちゃんへの想いにさすがに引いたのではないかと心配になっていたのに。
私に返って来た言葉は、
思ってもいない一言だった―――。
『俺と、付き合って』
―――
「私は、愁ちゃんのことが好き。」
そう私が伝えた後、愁ちゃんが真剣な顔を向けて私に言った言葉は、
『ごめん。俺も海音のことは好きだけど、やっぱりそういう好きじゃない…』
「そっか。うん、本音で答えてくれてありがとう。
」
『海音…、』
「大丈夫、もう諦めるから!愁ちゃんももうこのことは忘れて!ね!?」
私はこれ以上関係が悪くならないように、また愁ちゃんに笑顔でそう言った。
一年前と何も変わらない。
それでも私にはまた頑張るということは出来なかった。
そうして、私の片思いに幕が閉じたのだ。
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柏木くんに初めて詳しく話して、本当に愁ちゃんへの片思いが終わったんだと気付かされた。
一方、私の話を聞いた柏木くんは未だ声を発することはない。
もしかして私の泣きすぎた顔とか愁ちゃんへの想いにさすがに引いたのではないかと心配になっていたのに。
私に返って来た言葉は、
思ってもいない一言だった―――。
『俺と、付き合って』