ただ君だけを想う。
「あのね、今日は合コンの予定だったの。だけど…一人の子がダメになっちゃって…。それであのー…。それより海音、く、苦し…」


そういうことか。


いろいろおかしいと思ってたんだよね。


理央が普通の誘いをして来るなんてさ。


完璧やられたわ…。


「で、でもさぁ。海音もいつまでも同じ人想っててもさ!?
ね、だから今日は新しい出会いをさ…」


理央の首を軽く絞めそうになってた手が一瞬で力を失った。



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