ただ君だけを想う。
そして今に至るわけだけど…―


やっぱりこの雰囲気には乗れない…。


だから私は一人端の方で大好きなりんごジュースを飲んでいた。


『楽しんでるー?』


そんな時、誰かが私に声をかけた。


「あ、はい…」


誰だっけ…?


『海音ちゃん、だよね?』


さっき男の子たちの自己紹介全く聞いてなかったから…。


「あ、はい…」


『俺、坂倉 良太(サカクラ リョウタ)。さっき自己紹介聞いてなかったでしょ?』


笑ってそう言った良太くんは爽やかでカッコイイというのが第一印象だった。


「あ、すいません。」


『ま、別にいいけどなぁ~。』


笑顔が素敵な人だなぁとも思った。



< 41 / 218 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop