ただ君だけを想う。
そして良太くんが口を開く。


『まぁ、気づいたなら仕方ないけど…。
俺さ、ずっとあいつが好きなんだ。』


あいつって理央だよね…?


『でもあいつは…俺のこと幼なじみとしてしか見てない。』


なんか…


『叶わないってわかってんのに諦められねーんだよなー…。』


空を切なく見上げた良太くんが、


とてつもなく自分と重なった。


私も同じように、星がたくさん輝いてる空を見上げて言った。


「私も同じ…」


『えっ…!?』



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