ただ君だけを想う。
「てか、海音!昨日の合コン、良太と何処抜けたのよ~!?」


その“合コン”をさりげなく強調した理央に、

茜が一番早く話に食いついた。


「何、どういうこと!?私聞いてないよっ!?」


まぁ、茜に言ってなかったからね。急だったし。


「昨日たまったま、放課後にひなたぼっこしてたら理央に捕まってさ」


「もう~、理央ってば懲りないんだから~。」


まぁ、想像つくけどねって付け足した茜に私も納得。


どう考えても私が進んで参加するわけないし。


「で、抜け出したってのは?」


「あー、良太くんっていう理央の幼なじみがね。」


「へー!?」


「で、良太と何処抜け出したの~?」


「んー、近くの公園で他愛のない話しただけだよ。それより理央はどうだったの?」


「んー、まぁ、一応メアドゲットしたけど…
微妙ーかなぁ。」


「ふーん。」


理央は良太くんのことどう思ってるんだろう…?



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