ただ君だけを想う。
そう名前を呼んで軽く手を挙げた良太くんは本当に爽やかだ。


モテるんだろうなぁ、なんて思ったりしながら良太くんの側に行く。


「ごめんね、遅くなって!」


『や、大丈夫だよ。こっちこそ俺の用事に付き合わせてごめんな。』


「ううん、暇だし!私も協力したいもん!」


『さんきゅ。じゃあとりあえず行こっか』


「うん!」


良太くんと一緒に歩いて学校を離れた。



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