ただ君だけを想う。
「まぁ、それは別にいいんだけどさ。」


いいんだ…!?


「いつも海音ちゃんは何を見てるのかねぇ?」


知ってて言ってるよ…
コイツ…。


「別に何も…」


「ほぅ…?」


そう言って茜は窓を覗き込む。


「いつも昼休みは馬鹿みたいに男子がサッカーしてるよねぇ…。

しかも…、
やたら輝いてる人が一名…。

そして周りには可愛いキャピキャピ女子!

そしてここには負のオーラを出して見てるだけの女子が。

あー、なんでこんなにも違うのかしら?」


「う、うるさいなぁ」


図星過ぎて何も言えない…。


茜の視線が痛い…。



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