ただ君だけを想う。
「茜…、私…」


そう言葉を発したと同時に予鈴が鳴った。


「今日は帰りお茶してショッピングでもしに行こうよ。こないだ行けなかったしさ。」


「え…?」


「話したいこともあるんでしょ?」


「うん、ありがとう…」


やっぱり茜は鋭い。


ほんと隠し事出来ないや。


でも誰にも話していなかったことがある…。


茜に話したら、少しは前に進める気がするんだ。



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