ただ君だけを想う。
「はぁ、良い買い物したわぁ!」


「茜買い過ぎ…」


よくそんなに買うお金あるなぁと思いながら


私は一目惚れしたピアスだけ購入。


そして近場のカフェに入って今に至る。


「で、海音の話は何?」


単刀直入に聞くから思わず飲もうとしたミルクティーを零しそうになった。


「ハッキリ聞きますね、茜さん」


「だって遠回しに聞くのも面倒くさいし。」


面倒くさいってどうなの…?


ま、いいか。


「私ね…、本当は愁ちゃんに告ったことあるんだ…―――」



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