ただ君だけを想う。
一年前の夏――…
夏休みに入り…いくら同じバスケ部、同じ体育館でやると言っても、
男子と女子では日程も時間も違っていて…
中々愁ちゃんに会えなくなっていた。
部活が終わり体育館を除くと…
ダンダンッ―…
「いた…」
部活前に誰よりも早く来て…
自主練をしている愁ちゃん。
いつも何でもこなしちゃう愁ちゃんだけど…
実は誰よりも努力していることを私は知っている。
中には入らずにジッと隠れて体育館の入口から
愁ちゃんのプレーを観察していた。
そんな私に誰かが声をかけた。
『んなとこで隠れて見てないで入ってくればー?』
夏休みに入り…いくら同じバスケ部、同じ体育館でやると言っても、
男子と女子では日程も時間も違っていて…
中々愁ちゃんに会えなくなっていた。
部活が終わり体育館を除くと…
ダンダンッ―…
「いた…」
部活前に誰よりも早く来て…
自主練をしている愁ちゃん。
いつも何でもこなしちゃう愁ちゃんだけど…
実は誰よりも努力していることを私は知っている。
中には入らずにジッと隠れて体育館の入口から
愁ちゃんのプレーを観察していた。
そんな私に誰かが声をかけた。
『んなとこで隠れて見てないで入ってくればー?』