ただ君だけを想う。
『海音チャン今日も可愛いね~』


なんか嫌な予感がする…。


コイツが私のことを“海音チャン”と呼ぶのは…

まだ仲良くなかった時と…、


何かを頼む時だ。


しかも“可愛い”だなんてお世話。


そして朝から異様に絡んで来ると思っていたら…。


わかりやす過ぎる。


「嫌だ」


『まだ何も言ってねーって。』


「だって私、何度それで騙されたと思ってるの。」


最初は拓海くんの言うことを真に受けて

頼まれたことを引き受けて来た。


でも……………、



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