ただ君だけを想う。
逃げるなって言われたけど…


教室隣だし、D組の前を通った方が出入り口に近い。


しかも拓海くんから逃げれる気がしないし…。


「はぁ…」


朝から疲れた……。


そんなことを思いながら教室に入って、


またいつも通りの時間を送った。


そしてあっという間に放課後…。


ついに来たか…この時間が。


「海音ー!今日オフだし遊びに行かない?」


茜から嬉しいお誘い。


普通なら即OKしてる。


でも……


「ごめん、今日予定入っちゃった。」


「え、そうなのー?じゃあまた今度だね!」


「うん、ごめんね」


「いいわよ。で…?」


「え…?」


「私を差し置いての予定って何よ~?」


「あぁ…それね…、」


そうテンション下げて呟いたと同時に………



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