ふたりの恋・・・恭介SIDE
結局。
その後、京真はリサを迎えに来た。
リサも、京真を待ってたんだ。
わかっていたことなのに、辛い・・・。
京真がリサを抱きしめている姿を目の当たりにして、俺、半泣きだし。
「恋愛は自由だから♪まだわかんねぇよ?」
ケンタが俺の首に腕を回して、ニヤっと笑う。
ヒロトも俺の背中をパァァーンと叩いて、「お前は男前だ♪」と言った。
シュンにかぎっては、「奪っちゃいなよ♪」なんて言って来る。
・・そうだよな。
別にあきらめる必要はないんだ。
いつか、もしかしたら。
俺に振り向いてくれるかもしれない。
こんなに女に執着するのは初めてだ。
コレがきっと俺の初恋。
簡単にあきらめるにはもったいないだろ?
だから・・・もう少し・・・
好きでいさせてもらう。