ふたりの恋・・・恭介SIDE
「「「 京真が女に声かけたってぇぇぇ?!?! 」」」
俺らの声が教室中に響いた。
「お前ら、うっせぇ」
・・有り得ない・・・あの京真が自ら女に声を掛けるなんて・・・
きっと、その女・・・すげぇんだろうなぁ・・・
「・・で、どんな子?」
ケンタがいつの間にかコーラ漬けの制服から体操服に着替えて、身を乗り出しながら聞く。
「リサ・・・明女の2年・・・」
「明女?!ってあの超進学校の?!」
「そそ。」
「見た目は?どんなん??」
「絶対、処女・・・」
「「「 ・・・・・・ 」」」
やっぱりソコ??
「てか、京真、処女はうぜぇとか何とか言ってたじゃん?」
「まぁな・・。でも・・・たまにはキツキツの中で果ててみたくなって・・」
「ふぅーーん。で、ヤッタの?」
ケンタたちの興味はやっぱりソコだけ・・・
「いや・・まだ。でも、とりあえず付き合うことにした。」
「付き合うって・・・京真が??しかも、まだヤッてないなんて・・・ありえねぇ・・・てか、今度、そのリサっちに会わせろよ♪」
「んーーー気が向いたらな・・・」
この時、俺たちはまだ、京真が本当に処女狙いで女に近づいたんだ・・と思ってた