ふたりの恋・・・恭介SIDE
どうやら、京真はリサにマジ惚れしてるみたいだ。
・・・でも。
なぜだか、わけのわからないバカっぽい女がリサの事を「京真の彼女?」と聞いた時、京真はリサを彼女だと言わなかった。
・・・なんで??俺たちの前ではリサを紹介してたじゃん??
女はリサ一人で充分だろ??
まだ、他に女欲しいわけ??
ふとリサを見ると今にも泣き出しそうな顔をして俯いている。
・・・そんな顔しないで・・・
俺は咄嗟に「俺の彼女だよ」と口走ってしまった。
京真は、何も言わなかった。
なんだろ・・・この優越感みたいな感覚は・・・
俺は、すぐにリサを店の外に連れ出した。
リサは、そんな俺に「京真好みの女になりたい」なんて言って来た。
・・・あぁ・・・リサ。
リサも、俺じゃなくて京真なんだ?
なんで、京真なんだよ・・・
リサのこと彼女だって言ってくれないような男だぞ??
でも、俺はリサに会いたいばっかりでそのイメチェン計画に乗った。