幼なじみはだめですか?





「?!」






「……あ、おきちゃった?」







開都は、私に


ものすごく優しいキスをした。







健都とは違って艶やかな真っ黒い髪の毛に優しい二重。きれいな鼻筋に、やっぱり大きくニヤリと笑う唇。




「開…」


「ミキちゃん…セクシーだよ?」






「…ちょ、アンタなに言って」


「……兄貴と、そうゆう関係だったんだね、」




「……ちが、、」





「…服、散らかってるし。

…首。赤いよ」










……! まさか。

健都が今まで、キスマークをつけたことなんか一度だってない。






「…俺のほうが、ミキちゃんのこと幸せにしてあげられるよ」




いつの間にか腕を片手で拘束され、開都の顔が真上にある。



「…ちょ、開くーん…離しなさいよー」






「……やだぁ」



「……いや、だめだって。開、今の状況わかって」






……んっ




熱っぽくて、

いやらしいキス。



……高校生のくせにっ…なにこいつ……





「……っはぁ、、」



「……ミキちゃん、よだれ垂れてる。」



「……開、何してるかわかってんの」




「うん。




ミキちゃんを襲ってる。」






やばい。目がマジだ……


やだよ……健都…





あたしは健都だけでいい…









「……泣かないで。


兄貴は女のとこだよ、

俺はミキちゃんだけでいい。



ねぇ、ミキちゃん…?


俺はずっとミキちゃんを見てたよ」









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