大学生
「おつかれー」


美穂がニコニコしながら僕らのテーブルに座っていた。


「おぉ,なんでここが俺らの席ってわかったん??」


雄太郎がキョトンとした目をしていった。


美穂が相変わらずニコニコしながら僕らの荷物を指差した。


「な~るほどね」


僕はウンウンと頷いた。


「美穂は今日なんかテストあったんか?真美は一緒じゃないん?」


雄太郎が大きな伸びをしながらいった。


「うん,民法のテスト今受けてきた。美穂は彼氏とデート」


少し悔しそうな顔をしながら美穂が答えた。


僕はまた何もいわずにウンウンと頷いていた。


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