大学生
「まぁ,晋くんのノートあれば楽勝でしょ!」


幸治が,少し笑いながら僕にいった。


「ちょ,幸治!あんまハードルあげんなよ!」


僕は少しうろたえながら幸治に言い返すと


「頼りにしてまっせ~」


と僕に茶化すように幸治が言った。



「ねっねっ,ところで,美穂とうちさぁこれからカラオケ行くんだけど,晋平達も一緒に行かない?」


と真美が僕らを誘った。


「マジで?試験前に,カラオケとはあんたら余裕やなぁ」


雄太郎が目を丸くしながらいった。


「だれかさん達と違って完璧な履修を組んだからさぁ~楽勝なのよ~」


美穂は笑いながらいった。


「羨ましい限りだよ,俺はパスする」


僕は缶コーヒーを一気に飲み干してそういった。


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