大学生
「クソ~祐輔も美穂たちと同じ感じなんやなぁ…行くかボケェ!!っと伝えてや」


僕がそのまま伝えようとすると

「麻雀…良いなぁ…」


幸治がつぶやいた。


僕と雄太郎は同時に


「確かに…」といった


「うん…じゃあ…ほんの少し…いきますか?」


幸治が今にも笑い出しそうな感じでいった。


「うん…じゃあ,ほんの少し…半荘だけ…」


雄太郎も笑い出しそうな顔でいった。


「テスト近いからほんの少しだけなら皆打てるってさ」


僕は祐輔に伝えた。


「OK~んじゃっ10分後に2号館前集合で」


そういって電話は切れた。



「カラオケ行かなかったのにな」

雄太郎がボソッとつぶやいた。

「ほらっ,カラオケだと長くいちゃうじゃん??」


僕は苦しい言い訳をした。


「せやせや,こっちは半荘だけやし」


雄太郎が乗ってきた。


10分後,僕らは2号館の前で落ち合い,雀荘に向かった。



そして,半荘のはずであった麻雀大会は気がつけば終電ギリギリまで繰り広げられたのは言うまでもないことであった。


ちなみに祐輔によるとこうなることは計算済みだったようだ。
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