ホントのキモチ。
Ⅰ 出会い。

...トットットット..プシャ---

「はぁ---っ。今日も間に合った---。」
ギリギリの電車に間に合い、ため息をつくのはアタシ、春川瑠々花(ハルカワルルカ)。 「.....ゴホンッ!!」
「うわぁあぁ!」
急にせきをされ、つい声が出てしまい、赤くなるアタシ。
「...踏んでる。」
「...へ??」
「足、踏んでるって。」
「へ??...!あっごめっ..ごめんなさい!!」
ようやく事を理解したアタシは大きな声で謝り、またまた顔を赤くする。
「オレの足に何してくれんの??」
「えっ...あっ...いやその...ごめんなさい....。」
「ちゃんと償ってよ。」
「...へ???...なっ...ひゃあんっっ!!」
彼はアタシの胸をもみだした。
「...やっ...ちょっと...」
「償ってって。」
「あっ...やぁっ...!」
「何??感じてんの??エロイ声でてるよ??」
「ちがっ..ひぁンンっ!」
「....続き、学校で。」
そう言うと彼は、降りていった。....ん???ってえぇ!?!アタシ、なにされたの!?!ちょっ...えぇ?!?
電車を降りながら考えるアタシ。
さっき明らか変な事されてたよね???.....
「瑠々花---っっ!!!おはよっ!!」
「.....おはよ...」
「ん???どした???」
「えっ!?...いや、別に....。」
「え-----っっ!!!隠し事は無しだよ瑠々花!」
「ホントに何にもないよっっ!!」
「ホント---???何かあったなら言ってよ???...先行くね???」
「うん!!!」
って....言えるわけないじゃ-----んっっ!!!!唯那(ユイナ)さん!!!!
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