シニユカバ・スーパーソニック
呆れてものが言えないピストンをよそにマッハはピカイチのいい加減な考えに唖然としてしまっていたのだが、それ以上にだ。
日本刀を見てうっとりとするピカイチを見て、同じように感じたやばい魅惑に彼が飲まれつつあることに気付き、彼は止めようとした。
だが、もう自分だって、この魅力に足を突っ込んでしまった。何を否定出来る? 否定なんて出来やしない。ピカイチはマッハのそんな迷いを打ち消そうとするように、宣言めいた口調でみんなに告げた。
< 48 / 104 >

この作品をシェア

pagetop