シニユカバ・スーパーソニック
「俺さ、さっきから感じてるんだ。なあ、みんな、なんか感じねぇか? 俺ぁ、こいつ見てると、俺らに足りんかったモン兼ね備えてる気がしてさぁ。気になってしゃあないわけよ。しけた俺らが刀ぶら下げるだけで、こんなに立派になったつーか」
それを聞き、悟ったかのようにマッハは言った。
「――これが刀の魅力ってヤツ?」
スマイルはニヤリと笑ってマッハに続き答えた。
「日本人としての誇りってヤツかもよ?」
感動したボブは、拳を握り、体を震わせ、力強く、叫んだ。
「これが、武士の、サムライ魂かぁ!」
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