シニユカバ・スーパーソニック
「ギャッハハハハハ―――――――――――ッ!」
3人で馬鹿笑いをしそれぞれが刀を抜いて軽く刃を合わせた。誓いを込めて刃を交えるあたりはまるで三銃士のようだった。
ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために、なんてさらさら思っちゃいないが、わけの分からない力だけは全身にそれぞれみなぎっていた。
刀を鞘に収めて、ぱちんとする音を聞き、惚れ惚れとしながら、いいよなぁ、なんて呟き、うっとりするスマイルにピストンが、うっとりしてる場合じゃないよ……と、呟いてみるが、もはや彼らには聞く耳さえ持ち合わせてはいなかった。
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