導光


何より先生に万が一
変な感情を抱いてしまえば
面倒なことになるのは火を
見るより明らかじゃない。




まぁ私には関係ないこと。
でも女子校育ちじゃ奏が
期待したくなる気持ちも
分からなくもないけどね。




「結構普通に間に合いそう。
あんま急がんで良かったな。」




「うん。良かった。
この分やと向かう途中で
コンビニ寄ってもいけるわ。」




途中コンビニに立ち寄ると
小腹を満たすためにお菓子を
買い、駅から10分ほどの
場所に位置する伸希館へ向かう。




「わーやっぱり伸希館デカいな!
なんかどっかの会社っぽい!」




まだ数えるほどしか来ていない
奏は一人横でハイテンション。


< 7 / 29 >

この作品をシェア

pagetop