続・僕の靴下〜コラボ作
一枚、一枚、丁寧にたたんで、積み重ねていく。
「大好きだったんだよ」
「あなたの気持ちが、最近、わからなくなっちゃったの」
彼に言うように、彼の服たちに話し掛ける。
上下を逆さに止めた靴下が手の中におさまる。
ピンチの跡が、私の1番深い場所へと突き刺さった。
大切にされていた日々。
終わりのない幸せが、ここにあると思ったのに……
「私、あなたの奥さんになれなかった……」
「大好きだったんだよ」
「あなたの気持ちが、最近、わからなくなっちゃったの」
彼に言うように、彼の服たちに話し掛ける。
上下を逆さに止めた靴下が手の中におさまる。
ピンチの跡が、私の1番深い場所へと突き刺さった。
大切にされていた日々。
終わりのない幸せが、ここにあると思ったのに……
「私、あなたの奥さんになれなかった……」