続・僕の靴下〜コラボ作
やる瀬ない想いと、短い時間に少しだけ増えた荷物。



「私って…なんだったんだろ」


そんな言葉と一緒に、かばんに詰め込む。



今度は、お互いを必要とする、別々の赤い糸を手繰り寄せられますように。



そう願いをこめ、最後の掃除をした。



「ありがとう。」



コトンと合い鍵がポストに落ち、私の恋が終わった。



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