続・僕の靴下〜コラボ作
奥の部屋の明かりをつけると、彼女だと思ったものは、ただの洗濯物の山だった。



「……来たんだ」



ポツリつぶやく。



彼女が居て当たり前だった日々。



それに慣れ過ぎた自分が、僕の隣でうなだれる。



「………君の事、ちゃんと見てたつもりなのに、いつの間にズレちゃったんだろ」



「アハハ………」



可笑しくもないのに、笑いが込み上げる。



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