enjoy!

 「鎖骨は別に…。
  てか、なんで鎖骨なの!?」

 「日花梨先輩って、セクシーな人が好
  みっぽいから。」

あたしが笑いながら言うと、先輩は爆笑
した。

 「確かに悪くないけど…!
  好み=好きじゃないから!!」

 「わかります!
  てか、タイプの人がまわりにいない
  ですよね!」

 「うちの学校、猿ばっか!!」

日花梨先輩が真面目な顔でそんなこと言
うから、あたしは思わず吹き出してしま
った。

 「あ~…ウケる!
  そろそろご飯行こっか?」

 「ですね…。」

なんか…笑いつかれた。

 「おいおい、誰が猿だって?」

 「うげ。」

部屋を出ると、ドアの前に今井先輩と和
田先輩が立っていた。

 「何がうげだよ。
  このクソアマが!」

 「クソアマって何!?
  ムカつくなぁ!!!」

和田先輩と日花梨先輩…。
やっぱお似合いかも。
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