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　「何言ってんの？
　　“海斗”がビビってるからじゃん！」

…あれ？
今、日花梨先輩…“海斗”って…。

　「ビビってねぇよ！」

　「ビビってたじゃん！！」

…やるじゃん。
日花梨先輩。

　「愛華、歩斗になんもされなかったの
　　？」

　「…本当は先生に何も言ってないんでし
　　ょ？」

　「歩斗か…黙っとけって言ったのになー
　　。」

歩斗って…なんなんだろう、ホント。

　「愛華ー。部屋戻ろうよ！」

　「そうですね！　　
　　んじゃ、先輩方おやすみなさーい。」

あたしは日花梨先輩に連れられて部屋を出た。
…先輩はずっと笑顔。
やっぱり…。

　「…愛華。
　　あたし…。」

わかってますよ。
付き合うことになったんですよね？

　「え？」

…耳を疑った。