enjoy!

 「…?」

 「…鈍感だな。やっぱり。
  ま、気をつけろよ。
  今は試合に集中な!!」

蓮は冗談ばっか。
歩斗と笹嶋さんが恋のバトル?
…まさか。

 「愛華ー。早くー!」

 「あ、はい!!!!」

皆からかなり遅れを取っていることに気
づいてあたしは皆のところまで走ってい
った。

 「愛華、とりあえずどっちかにしろよ?」

 「…何がですか。」

 「そうそう。
  二股とかお母さんが泣くぞ。」

 「だから何がですか。」

 「収入が全てだぞ、マジ。」

 「もう何なんですか!」

先輩達…どうしちゃったの?
大丈夫??

 「まぁ、決められないんならオレのところ
  へ…。」

 「断る!」

また岸先輩は…。

 「祐輔、いい加減にしろよ。
  お母さんが泣くぞ。」

 「海斗、さっきからなんでお母さんなんだ
  よ。」

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