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 「ナイスボール、笹嶋。」

 「え?」

ボールがポールの外側をまわって、蓮の
真後ろにボールがバウンドした。

なんだよ…今の…。
あのボールの軌道!!

 「嘘だろ?」

ポール回し…。
あんな高度な技…!
オレは思わず立ち尽くしてしまった。

 「ゲームセット!」

4-1…。
屈辱だな…。

 「城田、あのトップ打ち効いたよ。」

 「ああ、そりゃどーも。」

なんだよ、コイツ…。
そんなお世辞オレでも…。

 「可愛くないな、お前。
  てか、お前さ…愛華のこと好きなんだ
  ろ?」

 「何言ってるんですか!?」

蓮がバラしたのか?
いや、まさか…。

 「態度に出すぎ。
  オレ、愛華に告ったから。」

 「…なんだよ、それ!!
  どーゆーことだよ!!」

 「なんでって愛華が好きだからだよ。」

マジかよ…。
もしかして、愛華…笹嶋の告白受けるんじ
ゃ…!
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